ちょっとだけ昔の話でございます。 いつかの驚天動地の後の日常。 塩溶町にやってきた料理人、侍遠藤源。 究極の食を求めてきた彼が出会ったのは三人の少女。 野菜を育てる純粋無垢な少女、雫。 学校に居を構える天才少女、エリル。 奇妙かつ謎多き自称芸術家、フランソワ。 全てを失った男が、彼女たちの交流を経て自分を取り戻していく。 これは変わり果てた世界で、おにぎりが握られるお話。