[リクエスト受付中] [はいぺりよん] 東京都繰子の事件簿~File03:覚の棲む村~[イージーモード版] [RJ236777]
戦後間もない高度成長期の日本。 私立探偵の東京都繰子は、骨休めに飛騨の山間にある「小集村(こたかりむら)」を訪れていた。 繰子はそこで、顔見知りの古御堂警部と、 その娘・古御堂月(せれな)と宿を共にすることになってしまう。 偶然なのか、はたまた必然か、一同は、 今日が、年に一度、この村で執り行われる祭祀“覚の儀”の日であることを知る。 そして、繰子は祭祀にて、 自らを覚(さとり)と名乗る怪しい少女と出会った。 覚――人の心を読むとされる、猿の容貌をした妖怪。 しかしその少女は、妖怪と呼ぶには、あまりにも可憐すぎた。 少女を巡って次々と起こる連続殺人に、繰子たちは次第に巻き込まれていく。 「論理の糸を手繰り寄せれば、必ず真実に辿り着く」 やがて明かされていく真相、そして驚愕のどんでん返し。 絢爛たる雪化粧は、やがて陰惨たる死化粧へと彩られていく――。 ※C88で発売したタイトルの、難易度を下げたイージーモード版になります。 詳細はサークルサイトから→http://www.hyperiyon.com/ ※当タイトルは前作『東京都繰子の事件簿~File:02淫獣~』からの続きものとなります。 作品サイトはこちら→http://www.hyperiyon.com/chris/ 登場人物紹介01 覚 CV:野中みかん 「東京都繰子、そして、警察諸君に告ぐ……七曲椿を殺害したのは、この覚である」 高田神社のご神体でもある現人神。 名前の通り、人の心を覚り、その未来を占う。 神であるが故に人間扱いをされず、普段は神社裏の岩屋に幽閉されている。 七曲椿 CV:沢野ぽぷら 「可愛らしいお客様ね。でもここは女の子の入る所よ? 男の子は、そっち」 七曲三姉妹の長女。上品で優しく、面倒見が良い。 七曲家に男子がいないせいで、身を固めることを周りから急かされている。 しかし、密かに心に決めた男性がおり、 許されないながらも、その逢瀬に日々、身を委ねている。 七曲榎 CV:綾奈まりあ 「誰!? もしかして柊!? いたずらだったら、すぐにここを開けなさい!」 七曲三姉妹の次女。 まだまだ遊びたい盛りだが、姉の椿が身を固めないせいで、 その皺寄せが自分に来るのを疎ましく思っている。 妹の柊の悪戯の標的にされることも多く、 その板挟みに日々、苦悩している。 七曲柊 CV:mao 「おじちゃんたち、ずっと外に立ってると寒いでしょ? 柊、お茶を入れたの。いかが?」 七曲三姉妹の三女。 おてんばで、目を離せばすぐに何処かへふらっと行ってしまう。 異性に対しては人懐っこいが、同性には無愛想。 性に対しては好奇心旺盛で、若衆の筆おろしをするのが趣味なほど、小悪魔的な一面も持つ。 登場人物紹介02 山田 CV:浅倉ともよ 「覚のご加護があらんことを。覚はいつでも、貴方たちのことを見ていますから」 高田神社、覚に仕える巫女。 幼い頃に村へ迷い込んだ折から、七曲家に住んでいるものの、血縁関係はない。 女工や、身売りから逃げてきたとも云われているが、その素性は定かではない。 東京都繰子&マンフレッド CV:亜久城皐月 CV:椎那天 「ははは、こりゃまいったなぁ。この村では隠し事は出来ないというわけですね」 私立探偵。いつも相棒のハツカネズミ「マンフレッド」と行動を共にする。 骨休めに小集村を訪れたものの、ひょんなことから事件に巻き込まれてしまう。 古御堂月 CV:大山チロル 「さっきもお風呂の中で云ったでしょ? 私の仕事の邪魔はしないで……と」 古御堂警部の娘。 旅行で小集村へ来たはずが、たまたま繰子と出会い、共に事件に巻き込まれる。 所々、怪しい行動や、言動が目立つが、果たしてその正体は……? 古御堂警部 CV:福田純 「なあ、お前を信じた俺が……間違っていたというのか?」 大阪府警に務める刑事。下の名前は不明。 娘の月にせがまれて旅行へとやってくるものの、共に事件へと巻き込まれていく。 舞台背景 小集村(こたかりむら) 吉城郡古川町杉――駅から宮川を越えて、二里ほど歩いた場所にある小さな山村。 元は、製糸工場へと送られる女工の中継地点として利用されてきた歴史を持つ。 その長閑な風景も、やがて凄惨な血の色へと染まっていくことになる。 七曲邸(ななまがりてい) 昭和恐慌の折に、小集村へと移住してきた七曲家が、元あった屋敷を改装して居住している。 その門構えは荘厳で、見るものを圧倒させる威圧感に包まれていた。 花兆庵(かちょうあん) 繰子たちが宿泊している民宿。中にある温泉は美容にも良いとされ、地元の娘たちも度々訪れる。 飛騨の地名の由来ともなった峻険たる山々を眺めながら、二代目女将の、心温まる手料理をご堪能ください。 高田神社(たかだじんじゃ) 飛騨国司・姉小路家綱が崇敬した由緒正しき神社。 元の主祭神は高皇産霊神であったが、いつしか覚を祀る神社として機能するようになった。 神社裏には岩屋牢があり、覚が幽閉されている。