神聖にして侵すべからず

[リクエスト受付中] [PULLTOP] 神聖にして侵すべからず [VJ006031]

■ストーリー これは、世界で一番ちっぽけな国の話。 首都圏の片隅にある街、猫庭の一角に建つ城のようなお屋敷。 重厚な塀に囲まれたそこが、彼女が治める小さな王国だった。 王国の主である彼女を含めて、国民はたったの三人。 まぎれもなく日本であるのに、戯れに存在する王国。 そこでは僕は侍従であり、料理長であり、時には大臣になる。 食事を作り、庭を整え、洗濯物を干して、 そして彼女のお供として通学する。 日常が変わることなく続いていく。 そう思って疑わなかった。 だけどある年の夏を境として、 僕も、彼女も、彼女の王国も、 何もかもがゆるやかに、変わっていこうとしていた。 これは、世界で一番ちっぽけな国の話。 ちっぽけな僕達のひと夏を巡る物語だ。 ■□■登場キャラクター■□■ ●晴華 瑠波 (CV:藤咲ウサ) 身長:143cm 血液型:AB型 上から読んでも下から読んでも “はるかるは”。 ファルケンスレーベン王国の女王であり、王国での国籍名はルファ・ファルケンスレーベン。 自分基準で曲がったことは大嫌いであり、非常に頑固なところがある。 隼人とは幼なじみであり、クラスメイトであり、大家であると同時に同居人でもある。 生まれてから家事を始めとする日常の雑事のほとんどをしたことが無いため、 日常生活においては能力に欠けることだらけである。 隼人にだけは、意地悪をしたり、わがままを言ったりと、子供っぽい一面を見せることがある。 「我はこの猫庭の女王であるからな」 ●国友 澪里 (CV:夏野こおり) 身長:170cm 血液型:A型 国友家の三女であり、隼人とはクラスメイトの間柄。クラス委員長を務めている。 容姿端麗で成績優秀。 性格はクールで口数は少ないが、ひとたび口を開けばシニカルな発言をする皮肉屋な一面がある。 そんな自分自身を好きになれず、他人を信用することも出来ないため、孤独感を深めている。 しかしながら、その美貌に学園内の女の子たちからは憧れの存在になっている。 幼い頃から一貫して変わらぬ態度で接してくれる操にのみ心を許しており、 口にこそ出さないが大事に思っている。 実家への反発と自立を目的として、学園公認のもとにモデルをしている。 「別に、私は仲良くなど……。担任にそう言われたとしたら、役目を果たすだけだ」 ●実蒔 希 (CV:井村屋ほのか) 身長:157cm 血液型:B型 新興の巨大企業団体・実蒔グループの元総帥で、現在は鷹生学園の理事長である実蒔小太郎の孫娘。 実薪理事長の意向により学園に転入してきた。転入後は隼人と同じクラスになる。 幼い頃から虫が好きで、野外で遊び回るのが大好きという、 世間一般でイメージされるところの “お嬢様” とはかけ離れた一面がある。 その一方で、社交界に出る訓練もされており、実業家の一族として恥ずかしくない振る舞いも身に着けている。 明るく穏やかな性格で、人付き合いもいいため、 祖父が理事長であることや実家が大変な資産家であることを嫌味に感じさせない。 「ふつつかものですが、一生懸命やらせて頂きます」 ●樫村 操 (CV:羽鳥空) 身長:155cm 血液型:O型 澪里の幼なじみ。 いつも明るくほんわかとした笑顔が似合う、お日さまみたいな雰囲気を持った女の子。 クールでシニカルな澪里とはあらゆる意味で対称的だが、 なぜか幼い頃から仲が良く、澪里も操にだけは心を許している。 バレーボール部に所属しているが、残念なことに運動神経はさっぱりであり、万年補欠となっている。 実家は猫庭に昔からあるパン屋の 『カシムラベーカリー』 で、瑠波の祖父の代から付き合いがあり、 それがきっかけで瑠波とも仲良くなった。 カシムラベーカリーは操の相父母と両親だけの家族経営であり、 隼人が通う鷹生学園のすぐ近くという立地条件から、学生たちがお得意様となっている。 上質な砂糖をまぶした “フルフル” というパンが瑠波のお気に入り。 「隼人くんってさ、まるで瑠波ちゃんのおかあさんだね」 ●風峰 涼香 (CV:青山ゆかり) 身長:160cm 血液型:B型 鷹生学園の学生会長。 趣味はおもしろく人生を送ることと人間観察、そしてお気に入りの後輩を可愛がること。 特に瑠波にちょっかいをかけてくることが多く、そのために天敵と認定されている。 猫のように気まぐれで、常日頃から悪戯っぽい含み笑いを浮かべながら冗談を言う。 ほとんどノリで学生会長を務めているが、生徒会メンバーの人選は適材適所であり、 そのために職務は支障なくこなしている。 「このこの、上から読んでも下から読んでも、はるかるはめ! ういやつういやつぅ」 ●辻賀崎 弘実 (CV:涼織藍音) 身長:156cm 血液型:A型 現在売り出し中のモデルで、澪里と同じ事務所に所属している。 芯が強く誠実で、不屈の意思を持つ努力家。 現在は年賀状をやり取りする仲となっている。 「ようやく私、約束通り会いに来れた」 ●堀内 響子 (CV:かわしまりの) 身長:162cm 血液型:A型 元は希の家庭教師を務めていたが、希の祖父である小太郎が鷹生学園を買収して理事長になったことに伴い、 小太郎の秘書として付き従ってきた。 屋敷に戻れば今まで通り、希の家庭教師を続けている。 希にとっては、優しくて頼りになる姉のような存在。 「それでは、本日のお勉強はここまでにしておきましょう」 ●諫見 隼人 身長:177cm 血液型:O型 本編の主人公。 数少ないファルケンスレーベン王国の国民として認められている内の一人で、 人の良さそうな笑顔が似合う好青年。 質実剛健かつ温厚篤実であり、波風を立てずに穏やかに物事を処理することに長けている。 瑠波とは幼なじみであり、彼女の “王国” である屋敷の離れに母の芳乃と共に暮らしている。 隼人にとって瑠波は世話を焼かずにはいられない存在であり、 朝起こすことから始まって着替えやタオルの用意に食事、弁当作り、自転車の荷台に乗せて通学、 さらには散髪と、過剰なほどに至れり尽くせりであり、それを他人に指摘されて頭を抱えることもしばしば。 同級生の澪里からは皮肉を込めて “執事” と呼ばれることもある。 他にも屋敷の修繕といった大工仕事から普段の家事炊事、 家庭菜園の手入れといったことまで一切を引き受けていることから、“おかあさん” 的な存在であり、 王国の庭師、料理人、運転手(自転車)、理容師と複数の肩書きを持つに至っている。 「ひとりぼっちになった女の子にしてあげられることを、僕はそれしか思いつかなかったからだよ」

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