[リクエスト受付中] [propeller] Bullet Butlers [VJ01002202]
■ストーリー 天地が空で分かたれ、天に『ブレシグランド』、地に『ゴルトロック』の名が付く世界での話。 かつて、ゴルトロックには剣と魔法の時代があった。 広原をモンスターが闊歩し、人間が、エルフが、ドワーフが、様々な種族がそれぞれまだ争っていた時代が。 しかし、天を追われた不死の王が屍兵を率いて世界を暗黒に変えようとしたとき。 ゴルトロックの種族すべてが結束し、選ばれた八人の英雄が不死の王を打ち倒した。 神は彼ら八人に大いなる栄光を授けたという…………。 ――そして、それから二千年後。 産業革命が起きた。民主主義が台頭し、剣は銃に取って代わられ、魔法は科学と融合した。 モンスターは絶滅危惧種として保護され、人間の文化を受け容れたエルフやドワーフ、 ゴブリンやオークたちは自然の中で生きる術を忘れ、石と鉄で造られたビル立ち並ぶ街に馴染んだ。 オセロットシティは世界でもっとも多様な種族が住む街。 八英雄の中でも、竜に変身する種族・ドラゴニュートのイングリッド・フォルテンマイヤーは特に名高い。 神に選ばれしその末裔『ミスティック・ワン』として現代に生きる ランド・フォルテンマイヤーもまたシティを代表する傑物として知られている。 ハーフエルフである主人公リック・アロースミスは、 ランドの義理の娘でミスティック・ワン後継者の資格を持つセルマ・フォルテンマイヤーに仕える執事だ。 彼は意志ある魔銃ベイル・ハウターを手に、常に主を敵から守り、時に主の過去に思いを馳せる。 セルマはかつてある事件を境に、翼以外は竜の姿を取れない不完全なドラゴニュート、 「ラッカー(変身能力欠落者)」となった。 以来、厭世的に生きる彼女に、リックは心を砕いているのだ。 それでも、セルマや彼女の友人ヴァレリア・フォースター、 ヴァレリアの執事である渡良瀬雪たちに囲まれた日々は平穏と呼ぶことが出来た。 しかし、遥か過去よりミスティック・ワンを怨敵とする聖導評議会にランドが暗殺されたとき。 リックの、セルマの、そして二人を取り巻く小さな世界が大きく流転し始める――。 登場キャラクター ●リック・アロースミス (CV:平井達矢) フォルテンマイヤー家の執事。アルフレッド・アロースミスは双子の兄。 ランド・フォルテンマイヤーの命により、セルマに仕えている。 穏やかな雰囲気と丁寧な口調から甘い男と見られがちだが、敵対する相手(要するにセルマに害を成す者)には割と容赦がない。 両親は既に死亡。 色々と訳有りの過去を持つ。 愛銃は『黒禍の口笛(ベイル・ハウター)』と呼ばれる、意志を持ち会話も可能な特殊な魔銃。 ●セルマ・フォルテンマイヤー (CV:佐本二厘) 「赤い瞳(フレイマル・ネクス)」を持つ。 俗に「ラッカー」と呼ばれる変身能力欠落者。 その体は竜の姿を取ることは叶わず、背中に羽を広げるのみ。 そのため厭世的で、世の中を斜めに見ている。 が、ちょっと寂しん坊。 ラッカーの自分にはミスティック・ワン後継者の資格などない、と小さい頃から頑なに考えている。 ●ヴァレリア・フォースター (CV:九条信乃) セルマを慕っており、よくフォルテンマイヤー家に遊びに来る。 おっとりふわふわした性格だが、セルマとドタバタじゃれあいのような喧嘩をすることも。 なぜか、自分が幸せなことに対してやや引け目を感じている節がある。 ●渡良瀬雪 (CV:このかなみ) 「ネイムレス」所属。男装。 今時珍しい剣術使い。 孤児だったが紆余曲折の末に【ガラ・ラ・レッドウッド】というリザードマンに引き取られる。 「白手の学院(フォレン・ソール)」を首席で卒業後、フォースター家の執事として配属。 明るく理知的、精神的にタフで辛抱強い。 極めて主人(ヴァレリア)に忠実。 ガラを心より尊敬しており、彼の名に恥じないよう心掛けている。