[リクエスト受付中] [WitchFlame] 月光アルスマギカ -不可逆神域の少女たち- [VJ010656]
弥栄学園に通う主人公、漆野 秀哉(※姓名変更可能)。 彼は秘密を持っていた。 端的に言って普通の人間ではなく、人知れず学園の女学生達から精気を奪って生きていた。 学生として生活しているのは隠れ蓑であり、吸精するのに都合がいいからに過ぎず、 一通り精気を吸収しては幾つもの学園を転々としている。 もちろん関係者には記憶を操作するなどアフターケアを忘れない。 そんなある日、主人公のクラスに転校生がやってくる。 正体を隠しているようだが、主人公はその少女、九条 棗から発せられる精気の質の違いから、 退魔師か何かの類であると気付く。 痕跡を残したつもりは無かった主人公だが、どうやら自分で気付かない程度の極わずかな痕跡を見つけられ、 ここに辿り着いたのだろうと考える。 今までにない事で厄介とも言えるし、好都合とも言える。 特別な力を持った女の持つ精気は常人のそれに比べて遥かに上質。 こちらの正体に気付いていない事から考えても、敵わないレベルの相手ではないし、 何よりここは自分の支配するフィールド。 対応策は幾らでも考えられる、そう判断した主人公はこの女を獲物にする事に決める。 そして恐らくこの女はまだ尖兵に過ぎない。 わざわざ転校し、潜入してきたという事は状況を長期的に見ているからに違いない。 痕跡を見つけた人物とは別人で、なんらかの理由で先行してきたのだろう、と予測。 後々の事も考えると、ここでまとめて迎撃しておくに越した事はないし、 何より久しく味わっていなかった上質の精気にそそられる。 「返り討ちにし、その全てを俺のモノにしてやろう」 登場キャラクター ●漆野 秀哉(※姓名変更可能) 学園の二年生。 表向きは学生だが、その実態は異人であり、見た目よりも長く生きている。 退魔関係の人間達からは有名人だが、偽装が上手く、存在だけは知られているものの正確にその素性を知る者はいない。 関わってきた者達の記憶を操作しながら様々な地域を渡り歩き、その所々で精気を吸って生活している。 学園の寮に住んでいるが、実際には学園全体に異能で作り出した自身の空間に居を構えており、その空間内、更に夜には異能を強く発揮出来る為、吸精は主に夜、この空間に獲物を誘い出して行っている。 様々なフォローをさせる為に鳴を従えている。 退魔師界隈では『常闇の霧』、魔法使い界隈では『ショータイフメー』など、謎の存在である事から憶測が憶測を呼び、様々な異名をつけられている。 「返り討ちにし、その全てを俺のモノにしてやろう」 ●九条 棗 (CV:佐倉もも花) 主人公のクラスに転校してきた少女。 師匠(柊)に反発して、独断先行。 しかし、自分の力だけでは学園に巣食っているであろう主人公の存在が感知できず、やむなく転校という形を取り、少しでも長く学園内の調査が出来るようにしている。 柊とは同じ年齢という事もあり、その力や人となりを尊敬はしているものの、劣等感や対抗心が強く、度々反発してしまう。 本来は快活な少女。 「一人でも出来るって証明してみせるんだからっ!」 ●錐村 柊 (CV:田島優) 棗の後に転校してくる退魔師の少女。 身体の小ささや可愛らしい見た目とは裏腹に沈着冷静で口数が少なく、特徴的な口調の為、信用されづらいが棗の退魔師としての師匠でもある。 弟子の妨害とも言える不始末を先に片付ける必要があった為、遅れてやってきた。 棗の行動については怒っているわけではなく、自分にも至らない点がある、と反省しており、協力して今回の件に当たろうとするも拒絶され戸惑っている。 棗と同年齢ではあるが、その力は棗より強い天才肌。 その為、早い段階で出世し、棗を弟子にするようなレベルとなっているが、精神的にはまだ年相応な部分がある為、現状の解決策を見出せずにいる。 「九条、私達は協力しなくてはならない」 ●リミエラ・トリル・エリューシカ (CV:大和桜) 柊と同じタイミングで留学してきた異国の少女。 棗、柊とは面識は無く、退魔の力とは異質の魔法を使う少女で、独自の方法により、学園に主人公がいるとアタリをつけてやってきた。 やや天然だが、意思と上昇志向は強く、魔法少女として、より高みを目指す為に主人公の力を積極的に狙っている。 「リミエラだよ~。ジョブは魔法使い。よろしくね!」 ●鬼咲 鳴 (CV:御苑生メイ) 主人公の従者でクラスメイト。 普段はクラスの委員長として溶け込んでおり、主人公との関連性は見えない。 これまでの学園でも主人公の記憶操作により、各学園で委員長職を受け持ち、その権限を人知れず主人公の為に使う。 命令とあらば獲物を誘導したり、囮になったりもする。 その存在は主人公よりも知られていない。 主人公に力を与えてもらう事により、人間以上の力を発揮する事も可能で、その際には肌が褐色に染まる。 「貴方様の為ならば、なんでも致しますよ」 ●押樽 響子 (CV:手塚りょうこ) 学園の歴史教師。 主人公のクラスの担任。 穏やかな性格で学生とも上手く付き合っているが、特に親密な関係になる事は同僚や上司を含め皆無。 行き遅れているのを気にしているが、委員長と共に色々と気を遣ってくれる 主人公を少しずつ意識していく。 教育者としてどうかと思っているが、禁断の関係も悪くないかもしれないとも思っている。 「ありがとう、二人にはいつも助けてもらって感謝しているわ」 ●雲雀 姫 (CV:桃也みなみ) 一年生の不良。 家が貧しい事から、アルバイトに精を出し、学園には来たり来なかったりと出席率が悪く、事情を知らない者も多い為、学園内での評判も悪い。 主人公とは一度バイト先で偶然出会い、その際に自分の環境も知らずに、真面目に学園に来るよう言われてから、反発するようになっている。 「あたしのやる事にいちいち口を出すなよ、センパイ」 ●安曇 焔 (CV:緋乃とおこ) テニス部部長。三年生。 部が弱小の為、予算がどんどん削られており、『強くなる為には予算が必要だが、予算を得る為には強くなければならない』という矛盾を抱えて悩んでいる。 以前、部活の予算委員会で鳴に予算の事を相談してみたが、一緒にいた主人公から『結果を出す為には努力するしかないですよ』と諭され、それが出来たら苦労はしない、と理想論を語る主人公を毛嫌いするようになった。 「結果が出なかったからって切り捨てるみたいに予算を減らす。この学園はまるで利益優先の企業ね」