[リクエスト受付中] [Caitsith] いろは ~秋の夕日に影ふみを~ Win7/8/10対応版 [VJ010666]
―恋色に彩られる、不思議の里の物語― ■あらすじ 人里離れた山奥にあるうち捨てられた村にひっそりと妖怪たちがすんでいた。 村を取り囲むようにそびえる山々、そして古い土壁と木造の家屋…… まるでここだけ時間が止まったかのようなそんな錯覚にもとらわれてしまう古い村である。 その村の診療所に住む少年【陸(りく)】が主人公の物語。 陸は診療所の若い医者である【若先生】と、 その飼い猫である年老いた猫【お師匠(ししょ)さん】との二人と一匹暮らし。 そして陸はこの妖怪の村でただ一人の人間の子だった。 両親を小さい頃になくし、ずっと妖怪に育てられて来たのである。 妖怪たちの暖かい見守りの中、陸は寂しい思いをすることなく、この村でのんびりと暮らしていた。 時間の流れを忘れさせてくれるようなそんなのどかな村に、小さな事件が起きる。 夕焼けのすごくきれいなある日、若先生が一人の人間の女の子を連れて帰るのだった。 名前は【夕奈(ゆうな)】。 くりくりした目の良く笑う女の子。 両親とはぐれてこの村に来てしまったらしい。 夕奈はどこから来たのかも、どこに帰ればいいのかもわからず、連絡先もわからないと答えるだけだった。 そこで両親が見つかるまで、診療所で夕奈を引き取ることになった。 そして陸が夕奈の面倒を見ることになる。 今まで妖怪たちに面倒を見てもらった分、夕奈の面倒を見てあげようと心に決める陸だった。 それは夏も終わり、秋にさしかかる頃の事だった。 ■登場キャラクター ●陸 お人好しでちょっと抜けたところのある少年。 心は優しく、分け隔てなく誰とも接することができる。 けれどもその優しさがかえって優柔不断につながっていたりして、 幼なじみの凜からはなにかと小言をもらったりせっつかれたりすることが多い。 両親を幼い頃になくしており、ずっと妖怪たちに育てられてきた。 自分は人間だと知っているが、いつかは妖怪の仲間になろうと妖怪の道を選んでいる。 妖怪に育てられたせいかどうかは解らないが、相手の悪意を見抜く能力がある。 ●夕奈 (CV:町田あみ) ある日、この村に迷い込んできた女の子。 いつもにこにこと笑顔を絶やさない明るい女の子。 面倒を見てくれる陸にはべったりで、なんでもかんでも陸と一緒じゃないと気が済まないところも。 性格は明るくて、いつもポジティブ。 何かに失敗して落ち込んだ陸を笑顔で慰めてくれる。 くよくよ悩まない性格で、どんなときでもみんなを元気づけてくれる子。 でも寂しがり屋で、一人でいるとすぐに不安になるらしく、寝るときは陸の手を離さないとか。 ●凜 (CV:小塚環) 陸といつも一緒に育てられた猫又で、陸と同い年らしい。 陸とは正反対の性格で、ハッキリものを言うタイプ。 でもちょっとせっかちで早とちりして墓穴を掘るところもある。 陸と一緒に青空学校に通い、共にいろいろなことを学んでいる。 村にある【鈴鳴屋(すずなりや)】という雑貨店を営んでいて、学校が終わるといつもそこで店番をしている。 陸と一緒に店番をすることもある。 ●紗雪 (CV:まきいづみ) この村に冬をもたらすためにやってきた見習い雪女=雪ん子。 まだまだ未熟。 毎年この村にやってくるのだが、冬が嫌いな妖怪たちとはうまくいってないらしい。 性格はおとなしいのだが、その反面表情に出すことがあまりないので、 何を考えているのかちょっとよくわからないところもある。 村では仲間はずれにされることもあるので、陸がかばってやったり相手をしてやったりすることが多い。 ●彩 (CV:このかなみ) この村の土地神をつとめるお稲荷さん。 本人は九尾の狐だといって聞かないが、尻尾はどうみても九本ない。 性格はわりとずぼらで、細かいことは気にしないタイプ。 稲荷のご多分に漏れず大の酒好きで特に日本酒には目がない。 普段の行事やお供え物はおろそかにしても怒らないのに、 御神酒(おみき)のお供えを少しでも怠ろうものなら、 村を滅ぼしかねない勢いで怒るというやっかいな神様である。 青空学校を開いており、まだ未熟な妖怪や陸に勉強を教えている。 ●若先生 診療所を営む町医者。 妖怪だらけ謎だらけの村で、この人が一番の謎。 人間のようにも見えるし…… 実は陸も若先生がなんの妖怪なのか知らない。 性格は優しくて、他人思い。 何事にもよく気づき、陸としても村の中で一番頼れる存在なのは間違いない。 陸の性格が優しいのも若先生譲りだろうと言われている。 けれども優しすぎて、裏で何を考えているのかよくわからないところもあり、飄々としているため、 その本心は村の誰も知らない。 ●お師匠さん 陸の診療所にいる大きな老猫。 陸よりもずっとずっと長生きで、陸は尊敬の念と愛情を込めて「お師匠さん」と呼ぶ。 若先生や他の妖怪たちとは会話ができるようで、他の妖怪たちもこの老猫には一目置いているようだ。 ●玄 青空学校のクラスメート。 本人は陸や夕奈と年齢はあまり変わらないと言い張っているが、野太い声や恰幅のよさはどう見てもオッサン。 素顔と年齢に突っ込んではいけないことになっている。 ●蒼 (CV:茶谷やすら) 青空学校のクラスメート。 気がつくといつのまにか横にいる、独特の雰囲気を持った妖怪。 性格はちょっとキツめで紗雪を何かと邪険にしている。 ●管狐 疾風/辰巳/凪 彩が使役している使い魔。 風の使いで、自由に風を操ることができる。 いつも彩にこき使われていて、大変らしい。 基本的には彩の言うことしか聞かないが、彩の手の届かない細かな村のケアに一役買っている。