[リクエスト受付中] [ANIPLEX.EXE] 徒花異譚 [VJ014003]
◆OPムービー Youtubeリンク https://youtu.be/ipKOYIa-CVg ■物語 少女が気づくと、そこはどことも知れない暗い森の中だった。 突如として現れた怪物に襲われた彼女は、筆を刀のように操ってものを斬る、謎の少年に救われる。 彼は「黒筆」と名乗り、慣れた声音で少女を「白姫」と呼んだ。 しかし少女には、少年の顔にも呼ばれた名にも覚えはない。 というのも、彼女の頭からはすべての記憶が失われていたからだ。 黒筆いわく、ここは絵草子の中の世界である「徒花郷」。 ありとあらゆる「おはなし」は、夢と同じように、 どれほど深く溺れていても、覚めてしまえば何も残らない。 故にこの世界は、徒花――咲いても実を結ばない花に喩えて名づけられたのだという。 そしてふたりの役目は、ここにあるお伽話の世界を渡り歩き、 話の筋に歪みが生まれていないかを見張ることらしい。 操り人形のように頼りない風情の白姫は、言われるがまま、手渡された一冊を開いた。 表題は――「花さかじいさん」。 虫食いが進み、朽ちる寸前のようなその絵草子が開かれると、 紙面から眩い光が放たれ、少年少女はお伽話の世界へと連れ去られていった――。 登場キャラクター ●黒筆 (CV:加藤渉) 黒衣を身に纏った少年。 「物語の世界を渡り歩いて、歪みがあれば正す」という使命を帯び、以前は白姫と共にそれに殉じていたという。 矢立ての中に携えた筆で、絵草子に欠けた文字を修復する。 時には刀のように振るって敵を斬ることもある。 冷静沈着で、何事にも臆することのない性格。 「徒花ってわかるか。決して実をつけずに枯れていく花のことだ」 ●白姫 (CV:南早紀) 純白の着物を身に纏った、記憶喪失の少女。 黒筆曰く、記憶を失う前の彼女は、歪んでしまった物語を正す導き手のひとりであったらしい。 絵草子の文字を食った紙魚を手の内に捕らえることで、食われた文字を墨の形で取りだすことができる。 心優しく、控えめな性格。 「……まるで、あたまに霧がかかっているかのようです」 【浦島太郎より】 ●乙姫 (CV:桑原由気) 海の底にある壮麗な城、「竜宮城」の主。 妖しく神秘的な見た目だが、こざっぱりとした性格で、歯に衣着せぬ物言いをする。 「あたしはね。生まれてから今まで一度も、不幸だったことなんてないの」 【うりこ姫とあまのじゃくより】 ●うりこ姫 (CV:高森奈津美) 山間の村に住む可愛らしい娘。 頭の回転が速く、こましゃくれた揶揄まじりの物言いで白姫を翻弄する。 「嘘なんて、つまりは、覚めてしまった夢だもの」 【桃太郎より】 ●桃太郎 (CV:石谷春貴) 川に生まれついた大きな桃から生まれた青年。 凛々しい外見に相応しいまっすぐな正義感を持ち、人々を苦しめる鬼を倒すための旅に出る。 「さあ、行きましょう。道は、私の心が知っています」 【花さかじいさんより】 ●花さかじいさん (CV:玉井勇輝) 小さな村に暮らす老人。 柔らかな物腰の好々爺で、子宝には恵まれなかったが、心優しい伴侶とともに穏やかな生活を送っている。 「そのようなおたわむれを申しますと、鬼が来ますぞ。蛇が出ますぞ」 ●紙魚 金魚のような鯰のような、奇怪な生物。 主食は文字。大事な文字を食べられた書物は、先の展開を見失ってしまう。 白姫が触れると墨と化し、これを黒筆が書物に戻すことで、絵草子は元の筋を思い出す。 ©Aniplex Inc. All rights reserved.